潮来育樹祭に反対する会議(略称いい会議)の日記

天皇制に反対し、育樹祭に反対する県内有志による取り組みのブログ

育樹祭と天皇制について考えるための学習会

育樹祭と天皇制について考えるための学習会
9/17(日)14時から16時
亀の井ホテル潮来会議室
茨城県潮来市水原1830−1 JR延方駅から徒歩一時間、タクシーで10分。水郷潮来バスターミナルから15分。)
お話 「天皇制文化とは何か」
千本秀樹(現代史研究者 筑波大学名誉教授)
参加費 無料(カンパ歓迎)
主催 潮来育樹祭に反対する会議(略称いい会議) 
連絡先090-8441-1457(加藤) メールアドレス 2023iikaigi@gmail.com
ツイッター @iikaigi ブログ iikaigi.hatenabiog.com
潮来育樹祭に反対する会議(略称いい会議)は、今年の育樹祭に反対するために茨城県内の有志で取り組んでいる、期間限定の集まりです。十一月の育樹祭に向けて学習会などを行っていきます。関心のある方は連絡を!
十一月には潮来でデモをします!

 今年の十一月に潮来市茨城県水郷県民の森で第46回全国育樹祭が行われます。
 戦前、木材資源確保のために設けられた「愛林日」(最初に行われたのは真壁町の鬼ヶ作国有林です)は敗戦後に植樹祭へと変わりました。戦争により荒廃した森林資源を復興させるための催しは天皇を呼ぶ行事となり、森林は国土として天皇と重ねてイメージされました。天皇が直接木を植える行為は宗教的な行為と意識されていたようにも思えます。
 育樹祭は植樹祭の後に、天皇の植えた樹木を皇太子が手入れする行事として一九七七年に始まりました。森林の成長と天皇家の世代交代が重ねて考えられたのでしょうか。
 しかし全国的な植樹による森林復興、林業復興は七十年代まではうまくいっていましたが、八十年代以降産業としての林業も人工林の生態系も崩壊しています。
 天皇制も後継者問題から存続が危ぶまれています。半世紀後に今の形で維持されているとは思えません。森林と天皇・皇族がこのように重なって見えるとは皮肉なものです。植樹祭を始めた頃には思いもよらなかったことでしょう。
 人を身分、貴賤で考える思想である天皇制は差別そのものです。私たちは差別がないと成立しない社会に住みたいのでしょうか?
 今回の学習会では日本の現代史を研究している千本秀樹さんに、天皇制とは何なのかを聞き、参加者と議論をしたいと思います。

【抗議声明】 8.15反「靖国」デモにおける不当弾圧・逮捕を許さない!

【抗議声明】
8.15反「靖国」デモにおける不当弾圧・逮捕を許さない!

 8月15日、国家による「慰霊・追悼」を許すな! 8.15反「靖国」行動のデモにて、参加者一人が不当逮捕されました。私たちは警察による暴挙を許しません!
 淡路公園で行われたデモの出発前の集会では、6.4の練馬における反基地デモにて、我々の仲間を襲撃した右翼のメンバーが、性懲りもなく登場して、私たちの集会を妨害しようとしてきました。また、デモの最中には、同じグループのメンバーが、自転車でデモ隊に突入してきました。警備の警察官は一応はそれを阻止しましたが、そのまま野放しにしていたために、再度の突入を許しました。
 また、警察はデモ参加者に対して「速く歩け」「間を空けるな」といった執拗な干渉を大声で繰り返し、機動隊の指揮官車からも、デモ隊のアピールの声をかき消すほどの大音量で、不必要なアナウンスがこれも執拗に流されるなど、デモ隊のアピール(表現の自由)に対する妨害が繰り返されました。
 こうしたなかで、警備の居丈高な「指示」と両側から圧縮するような暴力を伴う規制(デモ妨害)に、たまりかねたひとりの参加者が、その過剰な警備に対して抗議したところ、不当にも、「公務執行妨害」というでっち上げにより、逮捕されました。抗議者は、逮捕の際に押し倒されてケガも負いました。
 警察による警備は明らかなダブルスタンダード二重基準)でした。
 デモ隊に対する警察の行為は、表現の自由を否定する、違憲で違法なもので、それに対する抗議は当然の権利の行使です。
 私たちは、こうした警察によるデモへの妨害・弾圧を許すことができません。
 警察による不当逮捕に対し怒りをもって抗議し、糾弾します。
 麹町署はいますぐ私たちの仲間を解放しろ!
2023年8月15日
8.15反「靖国」行動弾圧救援会
-------------------------------------------------------------------
救援カンパのお願い
  カンパの送り先は以下です。
  ・口座番号:00110−3−4429
  ・加入者名:ゴメンだ!共同行動
  ・通信欄には「8.15救援カンパ」の明記をお願いします。

8.15反「靖国」行動弾圧救援会

関東コミュニズム研究会による「育樹祭について考えるための学習会」参加報告

以下に関東コミュニズム研究会のブログより「育樹祭について考えるための学習会」参加報告を転載します。

2023年7月17日月曜日

第一回「育樹祭について考えるための学習会」@茨城県潮来市 参加報告

 

 7月16日日曜日、「潮来育樹祭に反対する会議」主催の学習会が茨城県潮来市亀の井ホテルで行われた。われわれは反天皇制の立場から会議の趣旨に賛同する者として現地へ赴き、学習会に参加した。この記事ではその内容を報告し共有するとともに、天皇制の国家行事の一つである育樹祭へ反対の声を上げることを、より広範な市民に対し呼びかけたいと思う。

Ⅰ. 四大行事について

 育樹祭という個別の行事に触れる前に、現在この国で天皇の名のもとに行われている恒例行事はどのようなものがあるか概観しておこう。恒例行事の中心は「国民体育大会」(2024年から「国民スポーツ大会」と改称)「全国植樹祭」「全国豊かな海づくり大会」「国民文化祭」の四大行事である。なお、政府や天皇主義者の側は「四大行幸啓」などというプロパガンダ的呼称を好んで用いる。一つずつ見ていくことにしたい。

国民体育大会(2024年から「国民スポーツ大会」と改称)

 1946年から毎年各都道府県持ち回り制で開催されているスポーツ大会である。通称国体。現在は二巡目に入っている。その発祥は戦前、1924年から1943年にかけて開催された明治神宮競技大会にまで遡ることができる。このことから容易く想像できるが、こちらの旧大会は天皇イデオロギープロパガンダ的傾向が強く、1940年の大会は「紀元二千六百年奉祝第十一回明治神宮国民体育大会」と称されており、神武天皇を始祖とする万世一系の皇族という神話的空想に基づいていることが明らかである。また競技にしても、戦後GHQにより禁止され、現在は自衛隊内でのみ解禁されている「集団銃剣道」が行われており、「御国のため」といって突撃して死ぬことも辞さない「天皇陛下の赤子」に教育しようとする意図が透けて見えるものだった。この明治神宮競技大会から国体への移行は戦前の絶対主義天皇制から戦後の象徴天皇制への移行とパラレルに、あるいはそれを演出するためのキャンペーンの一貫として捉えられなければならない。

 また、国体はしばしば八百長と批判されることがある。過去大会の結果一覧を見れば分かる通り、1964年以降は開催地となった都道府県が100%に近い割合で優勝しているからだ。その唯一の例外となったのが第57回の高知国体であり、革新派の知事として名を馳せていた橋本大二郎が国体の在り方を見直した結果だった。1

 なお、今回の学習会講師を務めて下さった加藤匡通さんによれば、この国民体育大会に対しては60年代から90年代にかけて自治体労働者を中心とする広範な反対運動が展開されていたという。後述する全国植樹祭および全国豊かな海づくり大会とはこの点で異なっている。思想に基づいた反対闘争というよりは、国体がやって来るとその地方自治体の労働者がいっせいに駆り出されてしまい、日常的な業務のレベルにまで支障が出てしまうようなことがあったというので、否応なしにそのような闘争を組織せざるを得なかったという事情があるようだ。80年代には昭和天皇ヒロヒトが没したいわゆるXデーと平成天皇アキヒトへの代替わりがあり、それに伴う激しい反対運動が盛り上がった。反対運動の規模はその後縮小していったが、2010年代になっても2013年東京・多摩国体魚拓)と2019年茨城・東海村国体魚拓)で反対運動があったのを確認できる。(「うちでもやってるぞ!」という方はぜひコメントをお願いします)。

全国植樹祭

 1950年から国土緑化運動の中心として行われている植樹行事。今年11月に茨城で行われようとしている全国育樹祭はこれと直接の繋がりを持っている。その発祥はやはり戦前にまで遡ることができ、1934年に茨城県(!)・筑波山麓の真壁町で行われた全国的な植樹行事魚拓)を前身としている。なお、現在では植樹祭が5月もしくは6月に開催されることもあり踏襲されなくなったものの、1950年代にはかつては国民の祝日とされていた4月3日の神武天皇祭の前後が全国植樹祭の日とされており、これも国体と同様に戦前の天皇イデオロギーの基盤となる神話的空想に色濃く性格づけられて開始されていることを見逃してはならない。

 全国植樹祭に固有の問題として、そのネーミングとは裏腹にこれが目に分かる形で悪辣な自然破壊行為だということが挙げられる。こちらのブログ記事魚拓)には全国育樹祭も含め、天皇の名においてなされた自然破壊行為の事例がいくつか紹介されているので参考にされたい。要点を引用すれば次の通りである。

 

 山の奥の奥、人の生活などまったくなかったところに「植樹祭」をするために新たに道を通し、会場を造るというのはどうだろう。

 「甲斐」の名をやっと入れてもらった「秩父多摩甲斐国立公園」の、ここは一木一草とておろそかに扱ってはならない特別地域のはず。そこに、あろうことか「植樹祭」という名目で、しかも行政によって、これだけの施設が造られているのである。考えれば考えるほどわけがわからない。国土の緑化や保全の推進が「植樹祭」の理念ならば、山を崩し、木を切って、山の中にそのための施設を新たに設けるのは矛盾以外のなにものでもない。

 

 天皇が来るので数本の木を植える、というだけでこれだけの自然破壊が行われ、木はもちろんそこを生息地としていた動物や虫たちが安息の地から締め出しを食らうのである。どうして天皇制への怒りを禁じることができようか。その暴挙を限りない怒りを込めて弾劾する。加藤さん曰くその存在は調べても確認できなかったそうだが、エコロジーの文脈から反対運動を起こすことが今こそ強く求められていると思う(「私たちはその問題で反対していた!」という方はやはりコメントお願いします)。

 さらに我々の立場から問題として投げかけておきたいのは、毎年これだけの整備を行うためにどれだけの利権が生まれ、そこに群がってくる資本がどれだけいるかということである。国家による統治・管理を目的とするのみならず、資本主義と強く結びつき「我が亡きあとに洪水来たれ」式の災害的な自然破壊を伴った市場拡大を正当化する大義名分の役割を果たしている、そのような天皇制という装置の本質を見なければならない。

③全国豊かな海づくり大会

 この行事はここまで見てきた二つに比べれば歴史が浅く、1981年の大分大会から始まっている。当初は皇太子行事であったが、1989年からアキヒトの天皇即位に伴い天皇行事となった。その趣旨は「魚食国である日本の食卓に、安全で美味しい水産食料を届けるため、水産資源の保護・管理と海や湖沼・河川の環境保全の大切さを広く国民に訴えるとともに、つくり育てる漁業の推進を通じて、明日のわが国漁業の振興と発展を図ること」などと説明されている。

 この行事に対しても、上述した80年代の反天皇制運動の一環として闘争があったと加藤さんからのお話があった。またネットで少し調べてみただけでもいくつも反対運動の記事がヒットした。以下いくつかリンクを貼らせて頂く。2

 

・2022年兵庫大会

「11.13天皇参加の豊かな海づくり明石大会を弾劾する」(週刊かけはし)(魚拓

・2016年山形大会

「天皇行事の「海づくり大会」 はいらない! 海づくりは、海こわし 7・18討論集会」(反天連)(魚拓

「【集会報告】被災者切り捨ての中、「東北復興」を掲げた天皇行事をはねかえせ! 山形海づくり大会反対を闘う」(反天連)(魚拓

・2012年沖縄大会

「【報告】11.17 基地づくり! 海づくり? 天皇の沖縄訪問反対!緊急行動」(アジア連帯講座)(魚拓

 また、今年の9月に北海道・厚岸で海づくり大会が開催されようとしており、そちらへの反対行動も予定されているようだ。

国民文化祭

 こちらは海づくり大会よりも更に歴史が浅く、1986年東京大会から始まっている。通称国文祭。「文化の国体」と呼ばれており、国体が体育祭だとすれば文化祭(文字通りだが)の関係にある。

 昨年の沖縄大会に対しては現地反対行動魚拓)が起こされたほか、大阪でも抗議集会が開かれ関西コミュニズム研究会の仲間が参加している。

 

Ⅱ. 小括:全国育樹祭の位置づけと潮来市でのそれに反対する意義

 ここまで四大行事を概観するとともに、それらに対していかなる反対行動が取り組まれてきたかを紹介してきた。四大行事を俯瞰しつつその政治的意図に合わせた分類を行うならば、①国民体育大会と④国民文化祭は各地方自治体に協力を強いることを通して、「国民」がその人間的営みによって自発的に形成する社会的文化的活動・関係の総体を天皇制を頂点とするヒエラルキーのなかに統合・管理しようとする国家行事である。次に②全国植樹祭と③全国豊かな海づくり大会は林業・漁業という産業を統合することで国土と資源の管理を目指すものであると同時に、山・海という伝統的に霊的な意味を付与されてきた場所に対する天皇接触という面から考えるならば、「国民」の「象徴」であるとともに事実上今もなお神道という宗教の最高権威である天皇の地位の再確認と「国民」へのその意識の刷り込みを企図する行事だといえよう。

 説明が後回しになってしまったが、育樹祭はこのうちの後者に分類される②を補足するものとして位置づけられる。1977年に始まった育樹祭は、主に昭和天皇ヒロヒトが植えた木を手入れするだけの行事であり、目に見えて分かりやすい形で敗戦後の天皇制の継承性がそこに示されている。ただし同時並行で「植樹祭」も開催され続けているため、将来的に植樹祭で植えられた日本全国の木を回りきれるように一年間の挙行回数を増やすようなことも考えられなくはない。

 さて、確かに普段この国家の中で天皇のことなど意識せず過ごしているノンポリの市民にとって、これらの行事などどうでもいいことかもしれない。とりたてて騒いでいるのは私たちのような左翼と、その対極にある天皇主義者の右翼だけかもしれない。

 だが普段どうでもいいものと思っている、否どうでもいいということすら意識することなく過ごしているこれらの行事こそ竹内好が「一木一草に天皇制がある」と語ったような日本の風土を形成してしまうのである。或いは竹内芳郎が「真の善もなければ真の悪もなく、真の文化からとまったくおなじように真の野蛮からも程遠く、なんでも一家団欒式にまるくおさめることによって一切の真正な投企をまきこみダメにしてしまう現代のこの日本的現実」3を生み出し、それでいてそのとらえどころのないとぼけた穏和さを表の顔とする集団同調圧力が裏の顔を見せた時には、「あからさまな権力による威圧とは異質だとはいえ、にもかかわらずそれに劣らず、いなむしろそれ以上に、それに従わない異分子にたいしてはおそろしく苛烈な迫害暴力として働く」4粘ついた陰湿さを発揮する「天皇教」の実体が露わになるのだ。

 個人的なエピソードを一つだけ綴らせて頂くならば、私が中学生の時、通っていた中学校の合唱部が国民文化祭に「動員」された。私が会場に行ったわけではないのだが、聞いた話ではそこに時の天皇アキヒト、皇后ミチコが姿を現していたようだ。合唱部のエースで学級委員長でもあり、ルックスもよいというまるでドラえもん出木杉くんのようなE君という人がいて、会場でアキヒトと何かしらの会話を交わしたそうだ。その後、音楽の先生が「天皇(陛下と呼んでいた気もする)とお話しをしたことのある人は国民の中に1000人もいないそうよ」と、さもEくんの体験を名誉なことであるかのように語っていたのである。ちなみにその1000人云々が事実であるか否かは知らない。問題は私の中学校で、一年間のうち何回かはそれがエピソードとして誰かの口から語られているのを耳にした記憶があることだ。そしてEくんとは別のクラスで特に接点があるわけでもなかった私の記憶にも、現にこの出来事が刻み付けられてしまっていることだ(その時は反天皇主義者ではなかったのだが)。

 このように天皇制は、毎年の四大行事やその他の行事・褒章授与などを通して、さまざまな場所で生まれる日常の何気ない場面の奥底に毒の棘を仕込む。一度刺さって皮膚の下に埋め込まれた棘は毒を放出し始め、それは長い時間をかけて着実にその人を蝕んでいく。恐ろしいことにこの国では、学校、職場、家庭、メディアなどで、身近なところにいる誰某が、或いは行事に呼ばれるような各界の著名人の誰某が5、気が付けば自らの言葉や身振り手振りに毒の棘を仕込ませることなしには意思疎通を行うことができなくなってしまっている。更にタチの悪いことには、誰もが自らこの毒に苦しめられているにも関わらず、それを取り除くよりも侵された者同士で蹴落としあい、それに侵されていない人間には憎しみを向けることを良しとするようになり、快癒への道を説く人間などがいれば、これでもかと目の敵にして沈黙させようとするのである。

 いささか比喩的に語ってしまったが、私には今の日本的現実がこのようなものであるように思えて仕方がない。ここ最近天皇制について考える時間が増えるにつれ、それだけその思いも強くなっている。弁証法的なダイナミズムとは無縁であるかのように見える現状は、変革を志す者を絶望の中に誘う。しかし、ありもしない空虚な希望を見出そうとするよりは、敵の作り出す絶望を引き受けてその只中を生き、虎視眈々と敵がほころびを見せる瞬間を窺うしかないのではないだろうか。その為には天皇制を観念的に捉えるのではなく、絶えず繰り返される正当化のための行事により、人為的に存続させられている制度たる点を捉える必要がある。自分の生活してきた地方で催される行事を監視し、草の根的な運動で地道に反対の声を拡大していくことこそ、その堅実な道ではないだろうか。恒例行事では済まされない、来るべき戦後二回目となる天皇Xデー(正確に言えば「上皇Xデー」だが)が前回とどのように異なるかにも注意する必要がある。天皇制を打ち崩すための好機を、ただ静観するだけでなく運動の中に身を投じて掴み取っていかねばならない。

 我々関東コミュニズム研究会としては、上述した敵のほころびを捉えるための視座を獲得する(これ自体困難なことではあるが)ため、その一助となるような反天皇制学習会を今後開催していくつもりである。

 

---------------------------------------------------------------------------------------------

 

1:「高知県概論」高知県知事 橋本大二郎の講演 参照(魚拓)。これを読むと、国体の「開催地優勝」がいかに愚かしいプロセスを経て作り出されているかというその実態を垣間見ることができる。

2:なお、記事の執筆者である私としてはヴィーガニズムの観点も考慮する必要を感じるため、正面から漁業を云々しようとすると複雑な問題圏に立ち入ることにならざるを得ない。そのためこれらの記事内容(特に「週刊かけはし」の「豊かな海の再生」云々の記述)に全面的に賛同することはできないが、反天皇制の立場を同じくする者として紹介させて頂く。

3:竹内芳郎サルトル哲学序説』筑摩叢書、1972年、p253
 
4:竹内芳郎『ポスト=モダンと天皇教の現在』筑摩書房、1989年、p35-36
 
5:この「天皇教」形成システムは紫綬褒章をはじめとする褒章を授与される各界の大御所的人物から、サブカル界の中堅クラスの著名人までを広告塔として引き込む吸引力を持っている。個人的に興味のある分野で言えば、今年のいわて植樹祭に声優の桑島法子や俳優の村上弘明が呼ばれているし、同じく昨年の植樹祭には声優の山口勝平が呼ばれている。そして各々がその有難い行事に参加させてもらったことに対し口々に感謝の言葉を述べるのである。仮に真正面からそんな行事に参加するなと批判したとしたら、その主張の当否はともかくとして、というお決まりの枕詞とともになんて空気の読めない奴なんだ、と白眼視されるのは必定である。四大行事ではないが、天皇ナルヒト・皇后マサコの代替わり儀式でわざわざ特別に作られた「奉祝曲」を披露してみせたジャニーズの嵐などは、それによって名実ともに「国民的アイドル」になったといえよう。またこれとはベクトルがいわば逆だが、昨今のジャニー喜多川の性加害をめぐるマスコミの事件をタブー視する不気味な沈黙や、一部のジャニーズ・ファンに見られた、まるでジャニー喜多川ではなく性被害を実名で告発したカウアン・オカモト氏の方が問題であるかのような物言いからは、各界での大御所がいわば「小天皇」のごとく特定の分野で君臨し、その当人や周囲の人間までもが天皇教的心性を自身の立場に応じて模倣していくグロテスクな構図がいかに日本文化・社会の隅々に浸透しているかが分かるというものであるし、日本の新左翼ノンセクトとて例外ではなく、口先でプロレタリア国際主義などといったものを喧伝してみたところで、天皇教的心性との全身全霊をかけた闘いなしにはそんな言葉は空語である。天皇制との闘いで何よりも重要なのはまず自己点検、自己批判から出発することであり、自己の深部まで下りてゆき、気付かぬうちに内面化されていた天皇教的心性を抉りだす内向きの闘いを徹底的に遂行する覚悟を固めることなしには、日本的現実の変革など果たせるはずもないと心してかからねばならない。
 
(地球怪獣ハンテンギラス)

育樹祭について考えるための学習会報告

育樹祭について考えるための学習会報告

 遅くなりましたが七月十六日に行った学習会の報告です。
 参加者は直後のツイッターにあげたように八名でした。これは主催込みの人数です。内訳などは書きませんが、全員男性でした。このバランスの悪さは私たちがずっと抱えている問題です。
 以下に当日のレジュメ後半部分に多少手を入れたものを載せて報告とします(元のレジュメは手書きなのでちょっと手間だったのです。)。前半部分については関東コミュニズム研究会のブログに、非常に丁寧な、当日の報告で足らなかった部分まで調査してある報告があがっているのでそちらを参照してください。というかこの報告とは別項目として私たちのブログにも掲載します(分量が多くなるためです。)。
 またツイッターにも上げていますが、育樹祭そのものについての研究は(私には)見つけられませんでした。ご存知の方はお教えください。

以下レジュメ

二、育樹祭
「継続して森を守り育てることの大切さを普及啓発するため、1977(昭和52)年から、全国植樹祭を開催したことのある都道府県において」行われ「全国植樹祭において天皇皇后両陛下がお手植えされた樹木についての皇族殿下によるお手入れ、皇族殿下によるお言葉や各種表彰、参加者の育樹活動等の行事」が行われる。(公益社団法人国土緑化機構HP中の全国育樹祭の説明)
森林樹木の生育と天皇家の継承を重ね合わせているイベント。これまではアキヒト、ナルヒトと皇太子が行ってきたので文中の「皇族殿下」は元は「皇太子殿下」だったと思われる。ナルヒトの天皇即位により皇太子の位に該当する者が消えたため言葉を変えたのだろう。
現在二巡目。前回の茨城での育樹祭は第27回全国植樹祭(1976年5月23日,24日)大子町 茨城県奥久慈憩いの森(お手植え及び式典)および高萩市 高萩市森林公園(お手播き)の後継として第13回全国育樹祭(1989年10月29日)    大子町 茨城県奥久慈憩いの森で行われた。反対運動があったかは不明。時期的にはあってもおかしくはない。
今回の育樹祭の前段は第56回全国植樹祭(2005年6月5日)    潮来市 茨城県水郷県民の森(メイン会場)および大子町 茨城県奥久慈憩いの森(サテライト会場)。こちらの反対運動はおそらくないと思われる。
(元のレジュメ中では育樹祭にたいする反対運動はほとんどないと書いていたが、報告者の不勉強だった。)
第46回全国育樹祭茨城県 いばらき2023 大会テーマ「誰かじゃない 僕が育てる 緑の日本」
お手入れ行事 11月11日(土) 茨城県水郷県民の森(潮来市島須)※一般参加不可
式典行事 1月12日(日) アダストリアみとアリーナ(水戸市緑町) 出演者:毛利衛(宇宙飛行士)、羽田美智子(俳優) 渡部豪太(俳優)、石井竜也(アーティスト)他
併催行事    育林交流集会 11月11日 大子町文化福祉会館まいん
      全国緑の少年団活動発表大会 11月11日 茨城県鹿行生涯学習センター 茨城県立白浜少年自然の家
記念行事    国民参加の森林づくりシンポジウム 2023年12月1日 常陸太田市民交流センター
                森林・林業・環境機械展示実演会 11月12日13日 笠松運動公園自由広場等
他に関連行事多数
企業の協賛、認可される育樹祭関連イベントなどを募る。また、行事等の事業者を募る。このように資金集めと地元への分配・還元を行っている。
協賛企業としては八月十三日現在で茨城県森林組合連合会、株式会社諸岡、青木金属株式会社、アメリカンスチール株式会社、株式会社ウィンフィールドジャパン、関彰商事株式会社、ガラスリソーシング株式会社、株式会社日新通商、株式会社倉川製作所、牛久産機有限会社、株式会社アダストリア、常陽サービス株式会社、ビジネス環境整備株式会社、株式会社千匠、株式会社Myアセット、エム・アールロジ株式会社、三菱鉛筆東京販売株式会社、株式会社𠮷田組、和興商事株式会社、茨城県林業種苗協同組合    、農林中央金庫、株式会社常陽銀行、茨城日産自動車株式会社、日産プリンス茨城販売株式会社、株式会社ワカバハウスが上がっている。     
 「茨城県は、11月に県内で開催される「第46回全国育樹祭」の式典参加者400人を募集する。式典には2005年の「第56回全国植樹祭」に出席した宇宙飛行士の毛利衛さんやアーティストの石井竜也さんをはじめ、茨城県ゆかりの俳優、羽田美智子さん、渡部豪太さんが出席する。応募期間は8日から6月30日まで。
式典は11月12日に水戸市緑町のアダストリアみとアリーナで開かれる。時間は午前10時から午後0時半までの予定。参加者2千人のうち400人を募集する。
冒頭では、毛利さんが05年6月に潮来市で開催された第56回全国植樹祭を振り返りながら、現在の森林や環境をテーマに語る。続くメインアトラクションでは羽田さんがキャスター役を務め、県内の森林やスマート林業をニュース仕立てで紹介する。さらに渡部さんが映像で出演し、トークセッションを行う。
最後は、石井さんが第56回全国植樹祭のテーマソング「緑の山」など2曲を披露する。そのほか、県立水戸二高ダンス部や県内外の茨城県出身女性を応援するフリーペーパー「茨女」の音楽家が出演する。
希望者は第46回全国育樹祭のホームページ=QRコード=から申し込む。応募多数の場合は抽選され、決定者は8月下旬ごろメールで通知される。問い合わせは、県林政課全国育樹祭推進室。(茨城新聞クロスアイ二〇二三年五月六日)」
式典は芸能イベント化しないと人々の関心が集まらないのかもしれない。国民体育大会国民文化祭は人々は「巻き込まれて」かもしれないが自ら能動的に参加するものの、国土緑化に多くの人の関心は向かわない。
〇批判
植樹のために森林を切り開く、環境について考えられているとは言えないイベントであること。
学校・地域社会を動員するイベントであること。
地域住民の生活や行動を警察が監視、管理し、人々を「潜在的犯罪者」と見なす過剰な警備体制であること。
「安価な輸入木材の急増にともない1980年代以降国産材の市場価格が暴落することによって造林の経済的インセンティブが低下したことと、山村の過疎化や高齢化にともなう林業労働力の減少により適切な管理がおこなわれず半ば放棄された人工林の森林生態系が崩壊の危機に直面」にもかかわらず「日本での森林復興の「成功」事例に基づき「森林保護先進国」として海外での森林保護事業にも乗りだそうとしている。」中島弘二「造林ブーム期の大分県における緑化運動の展開 「社会的自然」の視点から」二〇〇九年 より
これは森林保護、国土緑化政策が結局は失敗しつつあるにもかかわらず、アジアに対して先進国として振舞おうとしていることへの批判だが、こうした国土・資源管理に対する批判の視点は必要だろう。

 

反G7連動企画 戦時下の治安管理に いかに抵抗するか? 〜対テロ戦争以降の治安政策批判〜

反G7連動企画
戦時下の治安管理に いかに抵抗するか? 〜対テロ戦争以降の治安政策批判〜
2023年 8月20日(日)
集会 14時から つくば市吾妻交流センター大会議室 (つくば市吾妻1−10−1 つくばエクスプレスつくば駅より徒歩3分)
お話 清水雅彦さん(日本体育大学教授、憲法学)
対テロ戦争以降の治安政策の内容と問題点」
清水雅彦さんのご著書:『治安政策としての「安全・安心まちづくり」 監視と管理の招牌』(社会評論社、 2007年)、『憲法を変えて「戦争のボタン」を押しますか? 「自民党憲法改正草案」の問題点』(高文研、2013年)、『9条改憲 48の論点』(高文研、2019年)、『憲法改正と戦争 52の論点』(高文研、2023年)他多数。
参加費 500円
デモ つくば駅周辺 
16時集合(集会会場下ペデストリアンデッキ)  16時半出発 
主催 戦時下の現在を考える講座 
twitter: @against_war  
blog: http://inwartimeinibaraki.hatenablog.com/ 
連絡先  underthewarregime@gmail.com  090ー8441−1457(加藤) 090-3902-5801(藤田)
 今年2023年はイラク戦争開戦から20年の年である。イラク大量破壊兵器を保持しているとの理由で、アメリカを中心とする有志連合がイラクを侵攻し、サダム・フセイン政権を早々に崩壊させた。しかし大量破壊兵器は見つからなかった。イラク国内の治安悪化を理由に有志連合はその後もイラクに軍事介入し続けた。米軍の完全撤収が宣言されたのは2011年12月である。
 イラク開戦時、アメリカを中心とする有意連合は2001年9月の同時多発テロを受けてすでに「対テロ戦争」としてのアフガン戦争を始めていた。アフガン戦争で日本の自衛隊はインド洋上での給油活動を行ったが、イラク戦争では戦闘地域への陸上部隊への派遣など憲法違反の活動を行った。イラク戦争は、開戦時点では国家による国家への軍事攻撃だったとはいえ、対テロ戦争と重なるものであったと言えないだろうか。そうであれば、この対テロ戦争に参戦したことにより、以後、日本は「戦時下」にあると言えるであろう。その後、自衛隊の活動を拡大するための動きはより進み、ついに2015年9月、集団的自衛権に関する解釈の変更を含む安全保障関連法が成立した。
 他方、2000年代以降の日本では、共謀罪法制定の動きが何度もあった。政府の説明は、2000年に国連で採択された「国際的な組織犯罪の防止に関する国際連合条約」の締結に不可欠とのものだった。それに対し、共謀罪法による治安管理の強化は、警察権力による市民運動、労働運動、反戦運動の監視・抑圧と、市民が相互に監視し合う監視社会をもたらすものとして反対運動が展開された。しかしついに2017年6月、共謀罪テロ等準備罪と言い換えて組み込んだ組織的犯罪処罰法改正案が与党の強行採決によって成立した。その間に、2013年12月には特定秘密保護法も成立した。
 このように、日本の戦争体制と治安体制の構築は大きく進み、私たち反戦運動は敗北を続けている。そしていま、2022年2月に始まるロシアのウクライナ侵略を受けて、台湾有事や朝鮮半島有事のリスクがさらに煽られ、敵基地攻撃能力を保有し防衛費の総額を今後5年間で43兆円とするという未曽有の大軍拡政策が進められている。
 今年は日本がG7サミットの議長国の年でもある。首脳会合はすでに5月に広島で行われた。12月には水戸でG7内務・安全担当大臣会合がある。それを前にしたこの8月集会では、対テロ戦争以降の「戦時下」において進められた治安政策について批判的に学び直し、私たちはいかにして権力による治安管理に抵抗できるかを考えたい。

9/17 アイヌモシリの侵略・植民地支配 の元凶=天皇制を許さない! 天皇出席の「全国豊かな海づくり大会」(厚岸)に反対する!

9/17
アイヌモシリの侵略・植民地支配 の元凶=天皇制を許さない!
天皇出席の「全国豊かな海づくり大会」(厚岸)に反対する!
とき 2023年9月17日(日)
  正午開始 参加資料代:1000円
会場 エル・プラザ会議室(札幌駅北口)
◎基調報告開始
◎問題提起(集会内容、順不動、敬称略)
三木ひかる(ピリカ全国実)「アイヌモシリと天皇制」(仮)
鈴木雄一(山形、元農民) 「東北から見た天皇制」(仮)
アイヌ民族からの発言
 木村二三夫(平取)/貝澤耕一(平取、要請中)/葛野次雄(静内、予定)/宇佐照代(東京)/川上裕子、川上恵子 (札幌)、他
◎発言
 西村武彦弁護士(札幌)/ 渡久山尚子(札幌)
◎報告と意見表明
 オタルのアイヌ民族の歴史を考える会、関東、関西、その他
◎自由討論 イム・ピョンテク/松元保昭(パレスチナ連帯・札幌)など参加者
アイヌ民族トンコリムックリの演奏、 歌の紹介
◆集会終了後デモ行進(40分コース)

よびかけ文
 ナルヒト天皇出席の「第42回全国豊かな海づくり大会」(9月17日、厚岸)の強行には、重要かつ根本問題が政治的に隠されている。それは1789年5月7日にクナシリ・メナシのアイヌ民族が蜂起した歴史的事件をおし隠し、日本人漁民、水産資本による豊かな漁場の略奪と開発などを礼讚することによって、アイヌ民族の主権、先住権、民族自決権などを否定することにある。
 さらに、天皇の全国巡行として実施される今回のアイヌモシリ訪問は、G7広島サミットの開催が示しているように、岸田政権がおし進めている中国、朝鮮民主主義人民共和国に対する戦争態勢の構築、アジア-世界に向けた新自由主義の政治・経済展開などと軌を一にしている。それは天皇インドネシア訪問(6月実施)、皇嗣秋篠宮の9月ベトナム訪問計画など天皇・皇室外交のアジア展開とも連動している。
 私たちは、①天皇が出席する「全国豊かな海づくり大会」(厚岸)の開催に反対する、②クナシリ・メナシのアイヌ民族の蜂起の今日的復権をかちとる、③アイヌ民族の主権の圧殺、「領土」としての併合、自決権の否定を許さない、④戦争国家体制づくりと一体のナルヒト天皇の政治的展開と闘う、⑤天皇制と戦争、侵略・植民地支配の関係を問い続け、天皇制の廃止を追求する、という5つの視点から天皇の厚岸・アイヌモシリ訪問に反対する。アイヌ民族と連帯し、集会への参加、賛同を強く訴えます。
主催 ピリカ全国実よびかけ実行委員会   2023年7月21日
連絡先  ピリカモシリ社     電話(FAX)011-375-9711
 郵便振込口座 02740-4-1679 加入者名ピリカモシリ社をご利用ください。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
集会の成功のために賛同(賛同金 1口1000円)、またはカンパをお願いします。

育樹祭について考えるための学習会

育樹祭について考えるための学習会

今年二〇二三年の十一月に潮来市で育樹祭が行われます。
え?育樹祭って何ですか、ですって?
育樹祭とは植樹祭で植えられた樹木を。
え?植樹祭っ何ですか、ですって?
わかりました。知らなければ何も判断できませんよね。
私たちと育樹祭とは何か、考えましょう。
育樹祭について考えるための学習会
私たちは民主主義と相容れない天皇制に反対し、皇族行事である育樹祭にも反対しています。
7/16(日)14時から16時
亀の井ホテル潮来 会議室
茨城県潮来市水原1830−1 JR延方駅からタクシーで10分。水郷潮来バスターミナルから15分。)
講師 加藤匡通(潮来育樹祭に反対する会議)
参加費 無料(カンパ歓迎)
主催 潮来育樹祭に反対する会議(略称いい会議) 
連絡先090-8441-1457(加藤)
メールアドレス 2023iikaigi@gmail.com
ツイッター @iikaigi
ブログ iikaigi.hatenabiog.com

育樹祭とは
全国育樹祭(ぜんこくいくじゅさい)は、継続して森を守り育てることの大切さを普及啓発し、国民の森林に対する愛情を培うことを目的に、全国植樹祭を開催したことのある都道府県において、毎年秋季に行われている全国行事。
全国植樹祭において天皇及び皇后が植えた樹木を皇族(皇太子及び皇太子妃、2019年以降は秋篠宮皇嗣)が手入れするもの。主催は国土緑化推進機構及び開催地の都道府県。大会長は、同機構の最高顧問でもある参議院議長。1976年に岐阜県で行われた「育林祭」を前身とし、1977年に第1回が大分県で開催された。
また育樹祭では併催行事として育林交流集会や全国緑の少年団活動発表大会などが実施される。(フリー百科事典『ウィキペディアWikipedia)』)」
だそうです。
今年は、十一月十一日土曜と十二日日曜に行われます。
 茨城県での開催は二回目で、前回は七十六年の植樹祭を受けて八十九年に行われています。今回の前段となる植樹祭は〇五年に行われています。
 二十四年は福井県、二十五年は宮城県で行われる予定です。
 そもそも天皇・皇族が木を植えることに何か意味があるのか、それがなぜ毎年行事として行われなければならないのか、環境負荷はないのかなど疑問はいくつも浮かびます。はたして育樹祭は必要でしょうか?

潮来育樹祭に反対する会議(略称いい会議)は、今年の育樹祭に反対するために茨城県内の有志で取り組んでいる、期間限定の集まりです。十一月の育樹祭に向けて学習会などを行っていきます。関心のある方は連絡を!