潮来育樹祭に反対する会議(略称いい会議)の日記

天皇制に反対し、育樹祭に反対する県内有志による取り組みのブログ

「全国豊かな海づくり大会2023」への反対行動への連帯アピール

 先日、私たちの学習会と同日に行われていた「アイヌモシリの侵略・植民地支配 の元凶=天皇制を許さない! 天皇出席の「全国豊かな海づくり大会」(厚岸)に反対する!」へ以下の連帯アピールを送りました。

 

「全国豊かな海づくり大会2023」への反対行動への連帯アピール

 

「全国豊かな海づくり大会2023」への反対行動に参加されている皆さん!

私たちは、この行事と同様に四大行事とされる「全国育樹祭」が今年の11月に茨城県潮来市で行われることに反対している、茨城在住者のグループです。

天皇制という身分差別の制度から自己の正当性を汲みだそうとする国家権力は、その正当性を再確認し、統治の対象となる全人民の意識にそれを刷り込むための行事を常に必要とします。

豊かな海づくり大会・育樹祭という二つの行事は、昔から人々が生活を営んできた場である陸と海、そしてそこで形成される人々の関係を、天皇制を頂点とするヒエラルキーのなかに包摂しようと狙ったものである点で一体です。

残念ながら今回現地に駆けつけることはできませんでしたが、育樹祭に反対するグループとして、海づくり大会に反対しないわけにはいきません。

そして周知のことかとは思いますが、今回の海づくり大会は徳仁天皇として即位して以来初めて「北海道」に訪れる機会となりました。

天皇大和民族はこの地の先住民族であるアイヌに対する侵略・抑圧を行ってきた歴史を持っています。

天照大神の子孫である神武を初代天皇とし、そこから連綿と続いてきた万世一系の家系などというフィクションにルーツを求める天皇は、今なおその責任を負っています。

またそれと同時に、「国民」の大多数を占める「本土」の人間として天皇制を拒否しようとするならば、そうした侵略・抑圧の歴史に加担してしまっていた側である自己の民族的なルーツを見つめ直し、歴史におけるその責任を引き受けるよう求められます。

よって私たちは、海づくり大会の有する基本性格を批判するとともに、それが今回「北海道」で行われようとしていることに対し何よりも強く反対します。

 

2023年9月17日

潮来育樹祭に反対する会議(略称:いい会議)